歯科医院でおこなう審美治療を考えてみて

歯科医院でおこなう審美治療を考えてみて

注意事項
体験内容
結論
審美治療とは?
悩んでいた理由1
悩んでいた理由2
悩んでいた理由3
まとめ

大人になるにつれ増えていく銀歯

思い返せば幼少のころから虫歯が多い体質(というのか?)でした。
結果、アラフォーの今、口の奥歯は銀歯だらけです。歯磨きだけでなくデンタルフロスもしっかり毎日やっているのに、何度も虫歯をぶり返します。

食生活(甘いものが好き)とか生活習慣(20代で徹夜をしまくっていたこと)など要因がいくつもありますが、その要因のひとつじゃないかと思うのが、治療とともに増えていった銀歯です。

虫歯を治療して銀歯にしたのに銀歯の下でまた虫歯になっているからまた治療して銀歯にして…どんどん歯が削られていき口の中はどんどん銀色世界に。そんな負のスパイラルでした。これを二次カリエスと呼ぶようです。

銀歯は歯に悪いだけでなく身体にも悪い?

歯科で使用されている金属は安全だとは言われていますが、それでも金属が体にいいことはありません。お口の中は高温多湿のため、微量ではありますが金属はサビて溶け出してきます。人によっては金属アレルギーを引き起こします。

出典:銀歯は体に悪い影響がありますか?<お口のQ&A>|かんの歯科クリニック

口の中の金属アレルギーは一度なってしまうとかなりやっかいだと言われています。
花粉症になるメカニズムに似ているなと感じましたが、銀歯が口の中に多ければ溶け出す量も増えてリスクも高まるのでは?とびびっていました。しかも、成人女性に多いと言われたので余計にです。

金属アレルギーを防ぐためには金属でない詰め物であるポーセレン(セラミック)をおススメされますが、実は金歯(ゴールド)は金属なのにアレルギーがほぼ出ないと言われ、強度の面でも歯に良い材料らしいです。

しかしながら、金歯入れまくっているとかお金持ちのおじ様のイメージでかなり抵抗あります。となると、ポーセレン(セラミック)一択。どっちにしても保険適応外で高価!

銀歯かセラミックかどっちにするべきか?

結局最後はお金の問題です。
これまでも銀歯にするタイミングでセラミックの話をされたことはありますが、結局費用面で銀歯を選択してきました。というのも、1回1回の治療でセラミックを選択するより、どこかのタイミングで総入れ替えをした方がかみ合わせのこともあるので、歯に良いんじゃないかと思ったからです。

わたしの場合、詰め物(インレー)が6本、被せ物(クラウン)が10本と合計16本が銀歯なので、全部セラミックに変えると160万となりました。
ブリッジが1カ所あるのですが、そこはセラミックでもジルコニアという強度が強い(そして一番高価な)種類を使う必要があり、その他はすべてe-maxです。

2年前に検討した歯科医院ではもっと金額が高かったです。(その代わりすごく綺麗で駅近の歯科医院)都心なんかだともっと高いですよね。
また、最近では3Dプリンターでセラミックを形成している歯科医院もあり、これまでより安価でセラミックにできる歯科医院も増えてきた印象をうけました。

わたしがこれまで2回セラミック化を見送ったのは貯金がなかったからですが、貯金がない間は保険適応のコンポジットレジン(プラスチック)や銀歯で良いと思います。
その代わり甘いものを控えてデンタルフロス(糸ようじとか)を毎食後しっかりやって、自己防衛できる虫歯予防の対策をしっかりやっていきましょう。

安かろう悪かろうが怖い歯科医院選び

大きな決断をするにあたって一番大事なことがパートナー(歯科医院)選びについてです。自費治療となると医院によって金額が違います。そして、技術や対応も違います。

セラミックのような自費診療となると、医院ごとに価格を比較しがちですが、価格だけで比較するのはとても危険です。例えばセラミックの費用がホームページで記載されている医院に多いのが、土台除去や土台作成は別料金、根管治療が必要な場合は別料金というかたちの加算方式タイプです。一方で1本に対するセラミック費用は高めだけど、治療などすべてこみこみの金額としている医院もあります。その価格にどんな治療内容が含まれているのか?まで確認して最終的な合計金額を算出するのが望ましいです。

技術や対応については一度治療を受けてみないと分かりませんが、参考にできるのは1年以内の悪い口コミが複数あるかどうかです。最近の悪い口コミがなければOK!良い口コミは無視してください。

人間、不満があったら悪い口コミを登録しますが、満足したからといってメリットが特にない良い口コミをわざわざする人は珍しいです。そういうこともあり、良い口コミが多いから良い医院というのはちょっと違うかなと思っています。口コミ書き込んだら何かプレゼントや特典がもらえたり、医院から口コミをお願いされる場合もありますが、良い関係の人にしか頼みません。

わたしが選んだ歯科医院は駅から遠いけど、悪い口コミも特になく、長年地元の人が親子2代で通っている地域密着の歯科医院ということもあり、何より初回の治療に満足した点と見積もりと質問に真摯に対応していただけたので、ここに賭けようと決めました。(助手さんの口の中の水を吸うのが下手なのが気になるけど)
そして、今後のかかりつけ歯科医院として長くお付き合いをする予定です。

歯科医院選びの際のチェックポイント

これまで引っ越しが多かったため、色々な歯科医院に通院した経験をもとに患者目線で良いと思える歯科医院についてまとめてみました。特に今回のわたしのようにお金をかけて審美治療される人には参考になるかと思います。(ただ、めちゃくちゃめんどくさい患者だなって思われるかも)

  • 医院内が清潔か?隅々まで掃除がいきわたっているか?
    院内すら掃除がいきわたっていなければ、治療器具なんかもちゃんと消毒しているのか心配になる。ぼろい新しいを見るのではなく掃除が行き届いているかをチェック!
  • 待合室の混雑具合はどうか?
    予約制なのに混雑がすごいと患者に時間をかけてられない状況になるのではと考えてしまう。また混雑解消に複数の歯科医師を雇い入れることも考えられる(研修とかもかねて)そうなるとハズレの先生になることだってある(←以前経験しました)
    ただ、いっつもすっかすかでいつでも予約ができる医院も違う意味で心配。ほどほどが良し。
  • 歯科医は固定の先生になるのか?
    これ重要で、結局技術力は人によります。審美治療はこの先生!矯正はこの先生!と固定で決まっている医院のほうが安心できますよね。そしてその先生のこれまでの経歴や職歴をチェックしてどうやって修行されてきたかを確認したい。
  • (セラミックを入れる場合)歯科技工士はどんな人?固定?
    歯科技工士の熟練度合がセラミック治療の成功を担っていると言ってもいいほど重要なので、どのくらいの経験があるかは確認しておきたい。あと実績も見れると尚よし。
  • 自分と同じような治療をした人の症例数は?
    わたしの場合だとセラミック症例数を教えてもらうことでやり慣れているかを知りたい。あと聞きにくいけど失敗した数も。
  • 治療計画と費用を事前に提示してもらえるか?
    治療する先生自らカウンセリングしてもらえるのが理想。この時あとから追加で何か費用がかからないか?かかる可能性があるとしたらどういう状況の時か?なども確認が必要。お金周りの言質はメールなど残せるものでやりとりできると尚良し。
  • マイクロスコープ&ラバーダム防湿を利用しているか?
    二次カリエスを防ぐためにもこれは聞いておきたい。特に根管治療の際は必須だと思われるので、利用していなかったら別の歯科医院をおすすめしたい。

どこかのどなたかのお役に立てば幸いです。